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コラム

2023.04.04.

中南滋充 中南滋充

トータルでかかる費用を把握して、予算オーバーのない家づくりを!

資金計画

こんにちは!アヤホームの中南です。

広くて、明るくて、オシャレで…と、マイホームに対する理想をあげれば、きりがありません。
しかも、注文住宅には”定価”というものがなく、建築面積はもちろん、選ぶ設備や選ぶ仕様によって、その価格は大きく変わってきます。その上、家づくりには、建物本体の価格以外にも多くの費用がかかってきます。
そんな中、家づくりは誰しも経験するものではなく、人生で初めてという方がほとんど。

住宅会社の営業担当者からは「予算はどれくらいをお考えですか?」と尋ねられるケースが多いかと思いますが、何に、どれだけの費用がかかるのか見当もつかないし、予算なんて決められない…そう思われて当然です。

そこで今日は、注文住宅にかかる費用にはどのようなものがあるのか、どの程度の費用がかかるのか、資金計画を上手に進めるにはどうすればいいのかなど、事前に抑えておきたいポイントを解説します。


 

1.家づくりにかかる費用は3種類


家づくりにかかるお金のうち、もっとも大きな割合を占めるのは建物本体の建築工事費です。しかし、それだけではありません。家づくり全体を通してどのような費用がかかるのか、大きく3つに分けてご紹介します。

 

▼本体工事費


「本体工事費」とは、建物そのものをつくるために必要な費用です。家づくり全体のおよそ7割を占めています。多くの方が、家づくりの費用として真っ先に想像するものがこれにあたるかと思います。
基礎や柱、梁などの構造部分はもちろん、窓や玄関ドア、建具、キッチン、トイレ、お風呂などの住宅設備、建物内の配管・配線の工事も本体工事費に含まれます。
家づくりを検討されていると、「坪単価」という言葉をよく目にしたり、耳にされたりするかと思いますが、坪単価は、これらの建物本体工事にかかる費用を延べ床面積の坪数で割った金額のことをさします。


▼付帯工事費(別途工事費)


建物本体の工事費以外に必要となるのが、付帯工事費です。別途工事費と呼ばれることもあります。付帯工事費は、家づくり全体のおよそ2割を占めると言われています。
たとえば、建て替えの場合に必要となる解体工事もそのひとつ。敷地に高低差がある場合に擁壁をつくったり、整地したりする造成工事、地盤が軟弱な場合に必要となる基礎補強工事なども付帯工事と呼ばれます。
なお、アヤホームがご提供している分譲地では、これらの費用は一切かかりません。すべての工事が完了した状態でご提供いたします。
また、門柱や門扉、フェンス、ガレージなどの外構工事費用や、庭に芝生やコンクリートを敷いたり、木を植えたりする造園工事費用も付帯工事費にあたります。


▼その他諸費用


家づくりには、建物や外構の工事にかかる費用のほかに、「諸費用」と呼ばれるお金がかかります。諸費用は家づくり全体の1割を占めると言われており、何百万円という大きな金額となるためしっかりと把握しておきたいものです。

たとえば、建物表示登記や所有権保存登記などにかかる登録免許税や、工事請負契約書や住宅ローンの契約書にかかる印紙税、土地・建物の取得にかかる不動産取得税などがこれにあたります。住宅ローンを組む際には、ローン事務手数料や保証料、つなぎ融資手数料なども必要となるため、どのような費用がかかるかを事前に把握しておくことをおすすめします。さらに、火災保険料や地震保険料も諸費用として見積もっておかなければなりません。
また、忘れてはならないのが、引越し費用や家具家電の購入費用、仮住まい費用です。
ある程度まとまった金額が必要となりますので、しっかりと資金計画に組み込んでおきたいものです。

「諸費用」に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。
https://ayaha-home.co.jp/ayahome/column/1212/


 

2.家づくりの費用の目安はどれくらい?


当然のことながら、家づくりと一口に言っても、それぞれの家庭によってかかる費用は千差万別です。一概にいくら準備すればいいと言えるものではないため、ここでは一つの目安として、実際にこれまでに家を建てた人たちがどれくらいの費用をかけているのか、その平均をお伝えします。
(参考:2021年度フラット35利用者調査 https://www.jhf.go.jp/files/400361622.pdf


▼土地ありのケース


相続などですでに土地を所有している人の場合、注文住宅にかけた費用の平均は3,572万円。土地の購入費用は必要ないため、諸費用を含め、住宅そのものにかけた費用と考えられます。土地ありの場合、頭金の全国平均は約597万円となっています。


▼土地なしのケース


土地を購入して注文住宅を建てた場合の平均は、4,455万円。内訳を見ると、土地代の平均が約1,445万円、建物の建築費が約3,010万円となっています。頭金の全国平均は、約412万円。土地代に関しては地域差が大きく、たとえば首都圏の土地代の平均は2,221万円と高くなっていますが、建築費は全国平均と大差ありません。


 

3.資金計画の上手な進め方


これまでお伝えした費用すべてをトータルして、家づくりの予算です。土地がない場合は土地購入の費用も必要ですし、家を建ててからかかる税金についてもしっかり把握した上で資金計画を進めることが大切です。


▼土地と建物を同時に検討する


土地がない場合、まず、気に入った土地を買って、その後、家づくりの計画を始めようと思っている方も多いかもしれません。しかし、土地にお金をかけすぎて予算がなくなり、理想通りの家が建てられなくなってしまった…というのはよくある話。

そこでおすすめなのは、不動産会社などで先に土地だけを購入するのではなく、土地を決める前に、家の建築を依頼する住宅会社に相談してみることです。
土地探しからサポートしてくれる住宅会社に相談すれば、土地と建物トータルの金額を提示してくれるかと思います。建てたい家について考えてから、それにあった土地を購入するというステップをふむことで、限りなく理想に近いマイホームを予算オーバーすることなく手に入れられるでしょう。
アヤホームも、土地のご提案からワンストップで対応しておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。
もし、どうしても予算オーバーが心配な方は、トータルの金額がわかりやすい分譲住宅(建売住宅)を検討されるのもひとつです。


▼住宅ローンは「返せる額」から考える


住宅ローンを利用する場合は、自分たちにとって無理のない借入金額を把握することが重要です。ポイントは、「借りられる額」ではなく、「返せる額」を基準に考えること。
金融機関が提示する「融資限度額」は、契約者本人の年収や建築費用などから算出されているもので、ライフプランまで考慮されているわけではないからです。
まずは、毎月の世帯収入と支出金額をきっちり調べてみましょう。もし、今の収入と支出ので貯蓄する余裕がないのであれば、住宅ローンの月々の返済額は、今の家賃を下回る金額で検討するのがいいかもしれません。貯蓄できる余裕がなければ、将来的に急な出費に対応できず、住宅ローンが家計を圧迫してしまうリスクが大きくなります。


 

4.お金と家のことは、プロに相談!


今回の記事では、家づくりにどのような費用が必要になるかについてご紹介しました。とはいえ、人生で初めての家づくり。自分たちだけで予算について考えるのは大変なことかと思います。もし、予算の立て方に悩んだら、まずは専門家に相談してみてください。
私自身を含め、アヤホームには、ファイナンシャルプランナーの有資格者が多数在籍しています。お金のプロであり、住宅のプロである私たちに、お気軽にご相談ください!

 

中南滋充

営業スタッフ

中南滋充

SHIGEMITSU NAKAMINAMI

家づくりは何からして良いか分からないことが多いと思います。そんな、疑問や不安等に対して、親切丁寧をモットーに対応させていただきます。お気軽に何でもご相談下さい。