コラム
中南滋充
注文住宅でおすすめの間取りとは?ポイント別にご紹介!
家づくり
こんにちは!アヤホームの中南です。
家族構成、趣味、ライフスタイル、価値観…。「家を建てる」と一口に言っても、これらが違えば、理想的な間取りも異なります。そのため、ある人にとっては「いい間取り」でも、ある人にとっては「暮らしづらい間取り」になってしまうことも。
たとえば、広々とした玄関スペースを見て、「ゆったりしていて素敵」と思うか、「玄関にこんなにスペースを割くのはもったいない」と思うかは、人それぞれです。
新築一戸建ての間取りを考える際には、「人気だから」や「みんながそうしているから」ではなく、「自分たちが、新居でどのように暮らしたいのか?」をしっかりとイメージすることが何より大切です。
今回は、多くの方が家づくりの際に重視するポイント別に、おすすめの間取りをご紹介します。ぜひ、ご自身の暮らし方や価値観と照らし合わせながらご覧ください。
<ポイント1:家族とのコミュニケーションを大切にしたい!>
特に、子育て中のご夫婦から間取りに関してお聞きするのが、「家族の顔が見えること」や「子どもを見守りやすいこと」といったポイントです。ここでは、このようなご希望をお持ちのみなさまにおすすめの間取りをご紹介します。
家族と顔をあわせる機会が増えるリビング階段
リビング階段とはその名の通り、リビング空間の中に階段を設ける間取りです。いまや多くのご家庭に採用されている間取りで、特に子育てファミリーからの人気を集めています。
リビング階段の一番のメリットは、家族が顔を合わせる機会が“自然と”増えるということ。
たとえば、子どもたちがお年頃になっても、玄関から2階の自室に直行する、などということがありません。
また、リビング階段はオシャレに見えるというのも魅力のひとつ。階段のデザインにこだわれば、立派なインテリアになります。
LDKを見渡せる対面キッチン
近年の新築住宅において、もはや定番といっても過言ではないのが対面キッチンです。キッチンに立ちながらリビングで過ごす家族の様子が見られるとあって、特に小さいお子さまのいらっしゃるご家庭に人気です。また、家事をしながらでも家族の会話に参加できるのも嬉しいポイント。
対面キッチンは、アイランド型やペニンシュラ型などのいくつかのタイプに分かれます。それぞれLDKの形や広さ、家事の仕方などによってピッタリのタイプを選んでみてください。
また、「家事をするときは家事に集中したい」という方には、リビングやダイニングに背を向ける形の壁付キッチンなどがおすすめです。
仕事や勉強に集中できるワークスペース
リモートワークが一般的となった昨今、家族の気配を感じながらもほどよく集中できるワークスペースの人気が高まっています。LDKの一角にちょっとしたカウンターを設置すれば、ワークスペースのできあがり。
リビングやダイニングに設けたオープンタイプのワークスペースは、子育てをしながら仕事も家事も…という忙しい子育てファミリーに特におすすめです。リビング学習のスペースとしても活用でき、家事をしながらでも子どもたちの勉強している様子を見守れます。
そのほか、寝室の横やロフトなどに半個室型のワークスペースを設ける間取りも人気です。
<ポイント2:家事の負担を減らしたい!>
注文住宅を検討されている方からは、必ずといっていいほど「家事が楽になるような間取りにしたい」というお声をお聞きします。では一体、どんな間取りにすれば家事が楽になるのでしょうか?
家事楽を意識した動線設計
家事をできるだけ楽にこなすためには、家事動線がポイントです。たとえば、キッチンやお風呂、洗面脱衣室などの水まわりを一箇所に集結させつつ、すべてのスペースがつながるように設計すれば家事の効率がぐんとアップ! 洗濯機をまわしながら、キッチンでお弁当をつくりながら、身支度をしながら…と、「ながら家事」が可能になります。特に、バタバタしがちな朝夕の家事がはかどれば、時間にも気持ちにもゆとりが生まれると思いませんか?
年中快適に室内干しができるランドリールーム
ランドリールームの設置を希望されるお客さまが、最近特に急増しています。雨の多い梅雨時期はもちろん、花粉や黄砂が多く飛散する季節にも、ランドリールームは大活躍。最近は、「一切外干しをしない」というご家庭も増えています。
ランドリールームに割けるスペースがない場合には、日当たりのいい2階ホールなどに室内干しできるスペースを確保しておくだけでもOK。洗面脱衣室を少し広めにしておいて、必要なときだけランドリールームとして活用するのもおすすめです。十分に快適な室内干しが叶います。
食事の配膳・片付けが楽になるストレートダイニング
特に最近ご要望が急増しているのが、キッチンとダイニングが横並びになった間取りです。この間取りは「ストレートダイニング」と呼ばれ、対面キッチンの向かい側にダイニングがあるよりも配膳や片付けの際の移動距離が短くて済み、家事楽につながると人気が高まっています。
<ポイント3:片付けやすい家にしたい!>
「マイホームを建てたら、常に片付いた綺麗な状態を保ちたい」というお声を多くお聞きします。片付けやすさは家事楽にも直結するため、間取り検討の際には特に重視したいポイントの一つです。
あると嬉しい洗面室収納
洗剤や洗濯ネットなど、毎日使うけれど、出しっぱなしにはしておきたくないものが多い洗面室。ささいなことと思われがちですが、洗面室に十分な収納があるのとないのとでは、日々の快適さが格段に違います。
お風呂上がりに必要なタオルやパジャマ、下着類も、洗面室にあると便利です。後になって、カラーボックスやラックを置く羽目に…とならないために、洗面室収納についても新築の際にしっかり検討していただきたいと思います。
玄関を綺麗に保てる土間収納
使い勝手のいい土間収納(シューズクローク)があることで、玄関スペースをいつもスッキリ保つことができます。土間収納とは、床が土間になっている収納スペースのこと。土間収納は、汚れても水でさっと流すことができ、ベビーカーやアウトドア用品、外用のおもちゃ、雨に濡れた傘やレインコート、長靴、ペット用品なども、気兼ねなく収納できます。
すっきりオシャレなキッチン空間が叶うパントリー
半数以上が共働き世帯と言われる昨今、週末にまとめ買いをしてストックするというライフスタイルのご家庭も多いかと思います。そんなご家庭にはパントリーがおすすめ。パントリーが一つあれば、食品や日用品のストックのほか、使用頻度の高くない調理器具や災害用の備蓄品なども収納でき、生活感の出がちなキッチンをすっきりオシャレに保つことができます。
空間を縦に活用して収納場所を確保するスキップフロア
スキップフロアとは、1つの階層の中に複数の高さのフロアがある間取りのこと。いわゆる「中二階」や「中三階」といったフロアを設ける間取りを指します。スキップフロアを活用することで、同じ敷地面積でもより多くの床面積を確保でき、収納スペースを増やすことができます。
<自分たちにピッタリの間取りを知るには、モデルハウス見学がおすすめ>
間取りは、リフォームやリノベーションで変更することも可能です。とはいえ、人生最大の買い物と言ってもいいマイホーム。「もっとこうしておけばよかった、こんなはずじゃなかった…」と、後悔はしたくないですよね。
ぜひ、いろいろなモデルハウスを見学しながら、自分たちにぴったりの間取りを知ることから始めてみてください。
アヤホームでは、滋賀の各地に多彩な間取りのモデルハウスをご用意しています。ご見学は随時受け付けておりますので、ご家族揃ってお気軽に足をお運びください。