コラム
中南滋充
注文住宅おすすめの間取り例12選! 間取り決め成功のポイントも紹介
家づくり
こんにちは!アヤホームの中南です。
あなたにとって、「いい間取り」とはどんな間取りでしょうか?
家族構成や年齢、ライフスタイルなどによって、「いい間取り」は異なります。
そんななか、注文住宅は、自由に間取りを決められる反面、何からどう考えていけばいいかわからない…と悩まれている方も多いかもしれません。
そんな方のために、今日は、注文住宅で“自分たちにとっての”いい間取りを考える際のポイントや、家づくりのコンセプトごとにおすすめの間取りをご紹介します。
1.注文住宅で間取りを決めるポイント
まずは、間取りを考える際に必ず押さえておきたい基本的なポイントをご紹介します。
部屋の畳数より大切なのは?
18畳のLDK。畳数だけを聞くと、「広そうだ」と思われる方も多いかもしれません。
18畳のLDKといえば、一般的に広いと言われる畳数ですが、いざ入居してみると「思ったより狭い…」と感じるケースもしばしば。
大切なのは、その部屋に何を置き、どう過ごすかをしっかり考えて決めていくこと。
特に家族が集まったり、ゲストを迎えたりするLDKは、家具、モノ、ライフスタイルを考慮しながら必要な広さを検証する必要があります。
また、収納を充実させることで、快適さをアップさせることも可能です。
たとえば、18畳のLDKよりも、17畳のLDK+1畳の収納のほうが、快適に暮らせるかもしれません。
まずはいろんな間取りを見る
自分たちにピッタリの間取りを知るには、住宅情報誌やインターネット、モデルハウスなどで、たくさんの間取りに触れることが大切です。そうすることで、自分たちが理想とする間取りが見えてきます。
また、たくさん見ていく中で理想に近い間取りが見つかったら、それをベースにカスタマイズしていくのも◎。
ゼロから自分たちで考えるより効率的な上に、他の人たちのアイデアを取り入れることで、自分たちでは思いつかなかったようなよりよい間取りができあがることもあるでしょう。
間取りの良し悪しは千差万別
人気がある間取りだからといって、自分たちにとって最適な間取りとは限りません。
たとえば、広々とした玄関ホールを見て、「ゆったりしていていいな」と感じる人もいれば、「そんなに玄関を広くとるなんてもったいない」と感じる人も。
自由にプランニングできるからこそ、たくさんの間取りに触れながら、自分たちが納得のいく間取りを実現していきましょう。
2.コンセプト別間取りアイデア
間取りを決める際には、マイホームでどんな暮らしをしたいかを明確にしておくことが大切です。
自分たちは、今後の暮らしにおいて何を重視したいのか? そのコンセプトにそって間取りを考えていくと、家づくりは成功へと近づきます。
<コンセプト1:家族の顔が見える間取り>
・リビング階段
2階建てにする場合、階段の場所もいい間取りにする重要なポイントです。
最近はリビングに階段を設ける「リビング階段」が人気ですが、その理由は、家族と顔を合わせる機会が増えること。
特に、子育てファミリーからの要望が多い間取りです。
また、廊下に階段を設けるより、間取りをコンパクトにおさめやすいのもメリットの一つ。リビング階段のデザインにこだわることで、リビングのインテリアの一部として、空間のオシャレなアクセントにもなりえます。
・対面型キッチン
リビングやダイニングに対面する形のキッチンを対面型キッチンと呼びます。
キッチンに立っていても、リビングやダイニングで過ごす家族との会話が楽しめたり、子どもたちの様子を見守れたりするとあって、子育てファミリーに特に人気の間取りです。
対面キッチンは、ペニンシュラ型、アイランド型などその種類もさまざま。
LDKの形状や広さ、使い方などによって最適なタイプは異なるため、どのキッチンが自分たちにあっているか、いろいろな間取りを見て研究することをおすすめします。
・リビング続きの和室or畳スペース
リビングの一角などに、ちょっとした和室や畳スペースを設ける間取りも人気です。
子どものお昼寝スペースや洗濯物を畳むスペースとして大活躍します。
リビングにつながる間取りにすることで、リビング空間の開放感もアップ。
扉やブラインドなどで区切れるようにしておけば、個室として使うことも可能です。段差をつけて小上がりにする間取りも人気。小上がりは、収納や腰かけとして多目的に使えます。
<コンセプト2:開放感のある間取り>
・吹き抜け
吹き抜けのメリットはなんといっても開放感。吹き抜けのある家に憧れるという方も多いことでしょう。
1階と2階を吹き抜けでつなぐと天井が高くなり、視界が抜けて空間を広く感じられる効果があります。
また、吹き抜けの2階にあたる部分に窓を設けることで、部屋の明るさもアップ。建物が隣接していて採光が取りにくいような場合でも、1階まで自然光が届きやすくなります。
・アウトドアリビング
リビングの外に、ウッドデッキやタイルデッキを設けて第2のリビングとして活用する間取りもおすすめ。
気軽にアウトドア気分を味わえて、おうち時間がより充実したものになるはずです。
リビングの外につくっておくことで、家の中と外とがゆるやかに繋がり、リビング自体もより広がりのある空間に。ちょっとした椅子やテーブルを置けば、オシャレなカフェのテラスのような雰囲気も味わえます。
・サンルーム
リビングにサンルームを併設する間取りもおすすめ。
室内干しスペースとして便利なのはもちろん、観葉植物を置いたり、子どもやペットの遊び場として使ったりと、普段はリビング空間の延長として広々と使えます。
実用性と開放感を両立できる間取りです。
<コンセプト3:家事楽を叶える間取り>
・水回りを集結
家事楽を叶えるためには、水回りの動線が重要です。
水回りはできるだけコンパクトにまとめるのがおすすめ。
たとえば、キッチンと洗面室が隣接する間取りにしておけば、朝の忙しい時間帯にキッチンでご飯をつくりながら、洗濯機をまわし、洗面室でお出かけの準備をするなど、「ながら家事」がしやすくなります。
・勝手口
勝手口は、玄関とは別に設けられた出入り口のこと。
キッチンから直接出入りできるように配置する間取りが一般的です。
最近は、勝手口を設けない住宅も増えていますが、勝手口があるとゴミ出しの動線や買い物帰りの動線、洗濯物干しの動線がよくなり、家事楽につながります。
動線をしっかりと考えて取り入れれば、勝手口のメリットは大きいといえるでしょう。
・ランドリールーム
特に、日中留守にすることの多い共働き世帯は、洗濯物を干す場所をしっかりと検討しておく必要があります。
浴室乾燥機などを利用するのもひとつですが、洗濯機の近くや、2階の日当たりのいい場所にランドリールームをつくるのもおすすめ。
ランドリールームに、アイロンをかけたり洗濯物をたたんだりできるスペースをつくれば、さらに効率的に家事をこなせます。
スペースに余裕がなければ、簡易的な物干しポールを天井に設置しておくだけでも便利です。
<コンセプト4:収納が便利な間取り>
・パントリー
日本の人口の半数以上が共働き世帯と言われる今日この頃。仕事が休みの日にまとめ買いをしてストックしておく、というライフスタイルのご家庭も多いかと思います。
そんなご家庭には、パントリーがおすすめ。
パントリーがひとつあれば、食品や日用品のストックはもちろん、使用頻度の高くない家電や調理器具も収納でき、生活感の出がちなキッチンをすっきり保つことができます。
災害用の備蓄品などの収納場所としても重宝します。
・シューズクローゼット(シューズクローク)
玄関は、「家の顔」ともいえる大切な場所。できるだけスッキリと綺麗に保っておきたいものです。
そんなときに役に立つのがシューズクローゼット。
シューズクローゼットとは、玄関まわりで使うアイテムをしまう場所として、玄関の横に設ける収納スペースのことをいいます。床が土間になっているシューズクローゼットは、土間収納とも呼ばれます。
土間収納は、汚れてもサッと水で流せることから、靴はもちろん、ベビーカーや自転車、外用のおもちゃ、濡れたレインコートや長靴、ペット用品、アウトドア用品、ガーデニング用品などの収納場所にぴったり。ウォークインタイプ、ウォークスルータイプの両方がありますが、ウォークスルータイプにしておけば、家族はシューズクローゼットを通って家の中へ、ゲストはきれいな玄関から直接、と2way動線が確保できてとっても便利です。
・階段下収納
デッドスペースになりがちな階段下。階段の場所やデザインにもよりますが、階段下も収納として活用できます。
扉つきの収納にするもよし、扉をつけず見せる収納にするもよし。
収納としてだけでなく、造作カウンターなどをつけて、ちょっとしたワークスペースとして使うのもおすすめです。
3.自分たちにピッタリの間取りを知るには、モデルハウス見学がおすすめ
いい間取りというのは、人によって千差万別。
できるだけたくさんの事例を見ることが、間取り決め成功の秘訣です。
たくさん見て、自分たちにはどんな間取りがあっているのかを知った上で決めることができれば、暮らし始めてから、「もっとこうしておけばよかった…」という後悔が少なくなることでしょう。
アヤホームでは、各地にさまざまなタイプのモデルハウスをご用意しています。
ご見学には何回お越しいただいても構いません。複数のモデルハウスを見て、比較検討してみてください。