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コラム

2024.05.30.

中道  健太 中道 健太

失敗しない!お家の外観づくりの流れとおしゃれに仕上げるポイントを紹介

家づくり



こんにちは!アヤホームの中道です。
マイホームを建てたり購入したりする際、家の間取りや内装にこだわるのはもちろんですが、外観デザインも妥協したくないポイントです。
家はその地域の景観を構成するものの一部。
景観に馴染むパブリックな外観でありながら、周りとは一味違った個性やデザイン性を持たせたいものです。
そこで今回は、お家の外観に差をつける・おしゃれにするポイントをご紹介します!

 

お家の外観を決める流れとポイント


お家の外観を決める流れとともに、そのときに注意するポイントや上手に進めるコツなどをご紹介します。

 

お家のテイストやコンセプトを決める


まずは外観デザインのテイストやコンセプトを決めます。ここが最初に明確になっていると、この後スムーズに進んで成功しやすくなります。「かっこいい家」「かわいい家」など、最初は大まかなコンセプトでも大丈夫です。そこから実例などを参考にし、好みの雰囲気を探していきます。
代表的なお家のテイストには、以下が挙げられます。

 

シンプルモダン


無駄な装飾を省き、色やアクセントも最小限に抑えた外観。流行に左右されにくく、築年数が経っても古く見えにくい点が魅力です。また、景観に馴染みやすいのもポイント。

 

ナチュラルモダン


モダンな形状に、自然素材や木目の要素をとり入れたスタイル。ガーデニングやウッドデッキなどとも相性が良く、ナチュラル志向の方やアウトドア好きな方におすすめです。

 

和モダン


日本の建伝統的な建築様式とモダンテイストを組み合わせて、落ち着いた雰囲気や重厚感を演出するスタイル。落ち着いた外観は、景観に馴染みやすいのも特徴です。

 

南欧風


漆喰の外壁やオレンジの洋瓦など、南ヨーロッパ地域の建築様式をとり入れた外観。明るくかわいらしい雰囲気になります。

 

アメリカン


近年人気のアメリカンスタイル。アーリーアメリカン・西海岸(サーファーズハウス)・ブルックリンなど、時代や地域によってさまざまなバリエーションがあります。



 

外壁の素材と色を決める


外観のテイストやコンセプトに合わせて、外壁の素材や色を決めます。建物のイメージを大きく左右しますので、慎重に決めましょう。
トレンドを意識しすぎず、長年愛せるデザインを選ぶのがおすすめです。
使用する色は、メインカラーを70%、アソートカラーを25%、アクセントカラーを5%と、3色までに留めるのがコツ。景観とのバランスも見ながら選びましょう。外壁の素材の種類や違いについては、以下を参考にしてください。

 

窯業系サイディング


セメントに木質繊維を混ぜ合わせたもので、近年住宅に用いられるもっとも一般的な外壁材です。色柄のバリエーションが豊富で、施工しやすく、機能性が総合的に優れています。一方で、メンテナンス周期が早かったり、熱を吸収しやすい、防水機能に劣るといったデメリットもあります。

 

金属系サイディング


亜鉛メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、アルミニウム合金、ステンレス鋼板などが主な原材料です。耐久性や断熱性に優れており、重量が軽いのも特徴。一方で、塩害やサビに弱かったり、傷が付きやすいというデメリットがあります。

 

モルタル


水とセメントと砂を混ぜ合わせた外壁材で、ナチュラルな風合いが特徴です。意匠性に優れ、深い味わいが楽しめるほか、サイディングのように継ぎ目がないためコーキングの補修が不要というメリットも。一方、年月が経つとひび割れが起こりやすく、雨漏りの原因となることもあります。

 

漆喰


石灰を主成分とした自然素材で、左官職人がコテで塗り込む手作業で仕上げます。そのため、自然な質感や手仕事ならではのニュアンスが楽しめます。また、漆喰は多孔質で調湿性を発揮する点でも優れています。デメリットは、施工期間が長くなったり、費用が高くなりやすいことです。

 

タイル


タイルとは、石や土などを高温で焼き固めたもので、強度が高く吸水性が低いという特徴があります。その耐久性の高さがメリットであり、メンテナンス費用が抑えられるのが嬉しいポイントです。また、高級感のある外観に仕上がります。ただし、初期費用が高くなりやすい傾向にあります。

 

ALC


ALCとは、高音高圧蒸気養生した軽量気泡コンクリートのこと。主成分は珪石、セメント、生石灰などで、内部に気泡を含んでいるのが特徴です。耐久性をはじめ、断熱性や耐火性にも優れ、軽量で遮音性が高い点も大きなメリットです。一方で、つなぎめが多くなるためメンテナンスが必要になること、吸水性が高く防水性が低いこと、他の外壁材より費用がかかりやすいことがデメリットです。

 

屋根の形と素材にこだわる


外壁の次に印象が強いのが、屋根の形状です。屋根の形状と勾配は建物のシルエットを大きく変化させ、印象を左右します。
近年多く見られる屋根の形状とその特徴を紹介しますので、参考にしてください。
また、屋根材にもさまざまな種類があり、外壁と同じようにそれぞれ特徴があります。
耐久性の高さや見た目の雰囲気も異なるため、妥協せずに選びましょう。



 

切妻屋根


2枚の板を左右対称に合わせた三角屋根で、一般的にもっとも多く見られる形状です。屋根で覆われていない三角に見える側面を「妻側」、直線に見える面を「平側」と呼び、全体として温かみのあるデザインになります。妻側が紫外線や風雨の影響を受けやすいため、破風版などで対策をします。

 

片流れ屋根


文字通り、片方だけに流れるような一枚屋根のこと。直線的な形状でスタイリッシュな印象になり、近年特に狭小地や平屋などに人気です。太陽光パネルを設置しやすいというメリットがある一方で、屋根の上の平らな部分に伝い水が起きやすく、雨漏りの原因になることもあります。

 

差し掛け屋根


差し掛け屋根は、左右で掛け方をずらして高低差を出した屋根です。カジュアルで遊び心のある印象の外観になります。2階建て住宅に見られる形状で、屋根裏収納をつくりやすいというメリットがあります。

 

招き造り


招き造りとは、切妻屋根の片方の屋根を長く、もう片方の屋根を短くしたもの。アシンメトリーな構造で、デザイン性の高い外観になります。片流れ屋根のような採光性や通気性を持ちながら、デメリットである伝い水は抑えられるため、バランスの良い機能性が特徴です。

 

陸屋根


陸屋根はフラット屋根とも呼ばれ、屋根勾配のない平面の屋根のことを言います。屋根の上が屋上として活用できたり、天井が平面のため居住空間を広くとったりすることができます。ただし屋根が平らなことから水はけが悪く、しっかりとした防水処理やメンテナンスが必要になります。



 

サッシ・玄関・軒裏・雨樋などの色を決める


窓の配置が外観デザインに大きく関わるのはもちろんのこと、サッシの色や玄関ドアの素材、軒裏や雨樋の色も重要です。
外壁に馴染ませると統一感があってきれいに仕上がるほか、逆にアクセントカラーにして印象を引き締める効果も狙うことができます。例えば、ホワイトの外壁にブラックのサッシを組み合わせると、サッシがかっこいいモノトーンのアクセントになります。



 

外構デザインを考える


門柱やフェンス、シンボルツリー、照明など、外構部分も外観デザインの一部です。建物とマッチする外構デザインにすることで、お家の印象をさらに格上げし、引き立ててくれます。
統一感を持たせるためにも、家づくりと一緒に外構デザインを考え、進めるのが理想。やむを得ず後から工事をする場合でも、建物とセットで計画するのがおすすめです。

 

外観づくりに失敗しないための3つの掟


ここまでは外観づくりの大まかな流れと、工程に伴うポイントやコツをお伝えしました。さらに以下の3つのルールを頭に入れながら外観デザインの計画をすることで、より満足度の高いお家の外観が完成します。

 

アクセントはさりげなく


つい色々な要素を盛り込みたくなりますが、アクセントはさりげなく「ちょっと足りないかな?」くらいに抑えるのがポイントです。派手なアクセントは時間が経つとともに見飽きてしまうことも多く、古びた印象を醸し出してしまうことも。サッシや玄関の色などで、さりげないアクセントをつけるとセンス良く見えます。



 

生活感を隠す


おしゃれな外観デザインにするには、生活感につながるものを上手に隠す設計も大切です。室外機や給湯器などの設備は正面から見えないように配置し、自転車やお庭の道具などもサイクルポートや物置に整理整頓できるようにしましょう。

 

ファサードを意識する


ファサードとは、建物の正面のこと。建物の正面が住まいの顔となるので、ファサードを意識した外観デザインは必須です。見えない部分は手を抜いて良いということではありませんが、費用をファサードに集中することでコストパフォーマンスの高い家づくりにもつながります。まずファサードがどの方向にくるのかを確認し、ファサードの印象やデザイン性を優先的に考えましょう。

 

外観のデザインは、お家の印象を大きく左右する重要なポイントです。
さらに素材によって耐久性やメンテナンスの頻度も異なるので、それぞれの違いを理解したうえで選ぶことをおすすめします。
今回ご紹介したポイントやコツを踏まえて、ぜひ自分好みでおしゃれな外観、そして家族みんなが喜ぶお家を手に入れてくださいね!

中道  健太

営業スタッフ(草津店店長)

中道 健太

KENTA NAKAMICHI

まずは、アヤハの家を実際に見て、知っていただければと思います。当社には決まった間取りプランはありません。すべてフリープラン(自由設計)で一棟ごとに要望をしっかりお聞きし、お客様それぞれの条件にマッチしたお家づくりを一生懸命させていただきます。私たち一緒に夢の詰まったマイホームを建てましょう!