AYA HOMEAYA HOME

コラム

2024.07.30.

中道  健太 中道 健太

入念な資金計画でマイホームを手にいれる!住宅ローンや金利についても解説

資金計画



こんにちは!アヤホームの中道です。
これから家づくりを考えている方にとって、もっとも気になる点のひとつが“お金”についてではないでしょうか。マイホームは、人生で一度あるかないかの大きな買い物。家族の幸せを願って購入するマイホームが、購入後家計を圧迫するようなことがあると非常に残念な結果になってしまいます。そうならないために、家づくりにかかるお金、支払いのタイミングや流れ、住宅ローンの組み方や返済についてなどをしっかりと理解し、無理のない資金計画を立てることが大切です。

 

家づくりに必要なお金とその内訳


家づくりには、大きく分けて「建物」「土地」にお金がかかります。しかしそこにはさまざまな費用が含まれており、内訳を理解することで家づくりの流れや支払いのタイミングなども理解しやすくなります。建物にかかるお金、土地にかかるお金をそれぞれ解説します。

 

建物にかかるお金①:「本体建築費用」


本体建築費用は、家本体を建てるための費用で全体の70%を占めます。平均的な戸建て住宅で、2,000万円〜2,500万円程度が目安となっています。ハウスメーカーなどが「坪単価」を表す場合、この本体建築費用をもとに算出されていることが多いです。基礎工事、木工事、屋根・板金工事、外装工事、塗装工事、内装工事、住宅設備工事、電気工事など、家を建てるために多くの工事関係者が関わってきます。

 

建物にかかるお金②:「付帯建築費用」


付帯工事費用は、建物本体以外にかかる費用で全体の20%ほどです。地盤調査・地盤改良工事、水道・電気・ガス引き込み工事、照明・カーテンの設置、冷暖房工事、外構工事、造園工事などを含みます。地盤改良工事などは必要な場合のみの工事なので、条件によって変動します。

 

建物にかかるお金③:「諸費用」


諸費用は、契約・保険・ローンにかかる手数料などで、全体の10%ほど。建築確認申請・検査料、登記費用、住宅ローン手数料・保証料、火災保険料などのほか、引越し費用など建設後の費用も含みます。10%と聞くと少ない印象がありますが、3,000万円が全体の費用の場合、300万円ほどが諸費用分ということになります。一般的には坪単価には含まれない費用ですので、目安を理解しておくことが大切です。

 

土地にかかるお金


土地を購入して家を建てる場合、当然ながら土地にも別でお金がかかります。土地代のほか、土地購入の仲介手数料、印紙税、登録免許税などが必要になります。



 

家づくりの流れとお金を支払うタイミング


家づくりにかかる費用は、数回に分けて支払います。住宅ローンの手続きにも大きく関わるため、しっかりと理解しておきましょう。

 

土地購入費用を支払うタイミング


土地の売買契約を結ぶ際に、約10%の手付金を支払います。その後残金をすべて支払います。通常、住宅ローンは建物が完成して引き渡しとなるときに融資がおりるため、土地購入の費用を住宅ローンで支払う場合は「つなぎ融資」が必要となります。準備や手続きを忘れないようにしてください。

 

建物の費用を支払うタイミング


契約時には契約金を支払います。工事請負契約に記載された金額の1/4や10%程度が一般的です。契約のタイミングでは住宅ローンの融資が実行されていないことも多いため、こちらが頭金という意味合いになることもあります。
その後、着工時には着工金を支払います。契約金額の1/4、または30%程度が一般的です。また、着工前に地鎮祭を行う場合はお布施代などがかかります。
次に、上棟時の上棟金を支払います。契約金額の1/4、または30%程度が一般的で、上棟祭を行う場合はその費用、大工さんへのご祝儀などをお渡しするケースもあります。
最後、引き渡し時に残金を支払います。



 

上手な資金計画の立て方


家づくりにかかるお金と支払いのタイミングを理解したら、早速資金計画を立てていきましょう。住宅ローンを組むケースが多いと思いますが、返済をしていくうえで重要なポイントが3点あります。

 

無理なく返済できる金額を出す


「借りられる金額」から返済金額を出すのではなく、「いくらなら無理なく返済できるか」を最初に出して、借入額を決めるようにします。返済金額は、税込年収の25%以下にするのが目安です。より余裕を持った資金計画を立てるためには、税金や保険料などを引いた手取り年収の25%までを基準にしましょう。借入額を抑えることで、返済はもちろん、ローン審査の心配も減ります。

 

初期費用をどのくらい払えるか考える


初期費用をどのくらい払えるかで、その後の返済額や貯金できる金額も変わってきます。購入代金の20〜30%は頭金として現金で支払えるのが理想です。
しかし、万が一の時のために少なくとも手元に半年分程度の生活費は残しておく必要があります。金融機関を選べば頭金なしのフルローンが組めますし、売買契約時に購入代金の10%程度を手付金として支払うため、自己資金がないと家を建てられないというわけではありません。

 

持ち家ならではの費用を予算に組み込む


賃貸の場合は家賃と共益費のみで済んでいたところが、持ち家になると毎年税金や維持費がかかってきます。そのため、毎月のローン返済費用は、それまで住んでいた賃貸の家賃より抑える必要があるのです。ローン返済費用に少し余裕を持たせることで、その後かかってくる固定費を支払う余力を持たせます。



 

上手な住宅ローンの選び方


家づくりの資金を考える際に、住宅ローンの存在は欠かせません。ここからは、住宅ローンの選び方や注意点について解説します。

 

金利タイプに注意する


住宅ローンは金利タイプでトータルの返済額が大きく変わります。完済するまで金利が変わらない「全期間固定金利型」、定期的に金利が見直される「変動金利型」、一定期間ごとに固定か変動かを選べる「固定金利期間選択型」、固定金利と変動金利を分けて借りる「ミックス型」と、大きく分けて4つのパターンがあります。
どの金利タイプがお得かはその時の金利相場によって変わりますし、自分に合っているローンの借り方・返済の仕方によって選ぶことが大切です。

 

「フラット35」とは?


「フラット35」は固定金利型でもっともポピュラーな住宅ローンで、住宅金融支援機構が各金融機関と提携して運用しています。しかし各銀行や金融機関ごとに金利や手数料は異なるため、しっかり比較検討しましょう。
一方で、変動型や固定金利期間選択型を選びたい場合は、民間の金融機関が運用する住宅ローンのプランを比較する必要があります。夫婦がそれぞれで借入れする「ペアローン」や、二人で借入れを行う「連帯債務」、ハウスメーカーから紹介される「提携ローン」など、さまざまな選択肢があります

 

住宅ローン契約時の「団信」も重要!


「団信」とは、「団体信用生命保険」の略で、万が一ローンの債務者が亡くなったり、働けなくなったりした際に、保険会社が代わりに残額を支払ってくれるという保険です。この「団信」の内容や条件は金融機関やプランによってさまざまなので、家族のためにもしっかりと比較検討することが大切です。

マイホームを持つ際は、入念な資金計画が重要です。まずは家づくりにかかる費用やそのタイミングを理解し、自分に合った住宅ローンのプラン・組み方を考慮したうえで、無理のない家づくりをしましょう。現在のご自身の資金力や将来のお金の動きなどを客観的に知りたい場合は、ファイナンシャルプランナーによるライフプランニングを行うのも有効です。理想の住まいで安心・幸せに暮らせるよう、事前準備をしっかり行なってくださいね。

中道  健太

営業スタッフ(草津店店長)

中道 健太

KENTA NAKAMICHI

まずは、アヤハの家を実際に見て、知っていただければと思います。当社には決まった間取りプランはありません。すべてフリープラン(自由設計)で一棟ごとに要望をしっかりお聞きし、お客様それぞれの条件にマッチしたお家づくりを一生懸命させていただきます。私たち一緒に夢の詰まったマイホームを建てましょう!