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コラム

2025.04.29.

中道  健太 中道 健太

住宅補助金を活用しよう!「子育てグリーン住宅支援事業」でお得に新築・購入する方法

資金計画



こんにちは!アヤホームの中道です。
今回マイホームの購入や新築を検討している方にご紹介したいのが、「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金制度です。この制度を活用すれば、省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームをお得に行うことができ、家計にも環境にも優しい住まいを手に入れられます。
本記事では、補助金の概要や対象条件、申請方法、補助金を活用した家づくりのメリットについて詳しく解説します。

 

「子育てグリーン住宅支援事業」とは?補助金の概要を解説


「子育てグリーン住宅支援事業」は、国が実施する住宅補助金制度の一つで、特に子育て世帯や若者夫婦世帯を対象に、新築住宅の購入や省エネリフォームを支援する制度です。この事業の目的は環境負荷の少ない省エネ性能の高い住宅の普及を促進し、同時に子育て世帯の住宅取得を支援することにあります。
この制度を利用すれば一定の条件を満たした住宅を購入・新築する際に補助金を受け取ることができ、住宅取得費用の負担を軽減できます。近年住宅価格が高騰するなかで、こうした補助金を活用することは非常にメリットが大きいといえるでしょう。

 

補助金の支給額


補助金の額は、住宅の性能や種類によって異なります。たとえば、省エネ性能が高い住宅や、GX志向型住宅に適合する住宅の場合、より高額な補助を受けることができます。
なお、それぞれの補助額は以下のとおりです。
・GX住宅:160万円/戸
・長期優良住宅:80~100万円/戸
・ZEH住宅:40~60万円/戸

 

どんな人におすすめ?


・お子さまがいるご家庭で、新築住宅の購入を検討している方
・夫婦のいずれかが39歳以下の若者夫婦世帯
・省エネ性能の高い住宅を建てて、光熱費を抑えながら快適な住まいを実現したい方
この補助金制度を活用することで、資金計画に余裕を持ちつつ性能の高い住宅を手に入れることができます。次の章ではこの制度の対象者について詳しく解説します。

 

補助金の対象者は?どんな人が利用できるのか


「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金はすべての住宅購入者が利用できるわけではなく、特定の条件を満たした世帯のみが対象となります。ここでは、具体的な対象者について詳しく解説します。

 

「子育て世帯」とは?


この補助金制度における「子育て世帯」とは、申請時点で18歳未満の子どもがいる家庭のことを指します。たとえば、幼児や小学生・中学生がいる家庭であれば、この制度を活用することが可能です。

 

「若者夫婦世帯」とは?


「若者夫婦世帯」とは、夫婦のどちらかが39歳以下である家庭を指します。30代でこれから家を建てようと考えている方は、この補助金の対象となる可能性があります。

 

所得制限はある?


一般的に住宅補助金制度では所得制限が設けられることが多いですが、「子育てグリーン住宅支援事業」に関しては一定の所得制限はないとされています。そのため、世帯の収入に関わらず条件を満たせば補助を受けることができます。

 

どんな住宅を購入する場合に適用される?


補助金対象となる住宅の種類にも制限があり、省エネ性能が一定基準を満たしている必要があります。この点については、次の章で詳しく解説していきます。



 

補助金を受けるための条件とは?対象となる住宅の要件


「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金を受けるためには、対象となる住宅が一定の基準を満たしている必要があります。ここでは、補助金の適用対象となる住宅の要件について詳しく解説します。

 

省エネ性能が求められる


この制度の大きな目的の一つは、環境負荷を抑えながら快適な住まいを普及させることです。そのため、補助金を受けるには、一定以上の省エネ性能を備えた住宅であることが条件になります。具体的には、以下のいずれかの基準を満たす必要があります。

・GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅
「GX住宅」とは、「グリーントランスフォーメーション住宅」の略で、脱炭素化や高い省エネ性能を実現する住宅を指します。具体的には、以下の基準を満たす必要があります。
1.断熱等級6以上
2.一次エネルギー消費量を35%以上削減すること(再生可能エネルギーを除く)
3.再生可能エネルギー(太陽光発電システム)を活用し、一次エネルギー消費量を100%以上制限すること
4.HEMSを導入していること
つまり、高い断熱性能を備え、太陽光発電システムや蓄電池を搭載し、家庭で必要なエネルギーを自給できるようなレベルに達する必要があります。

・長期優良住宅
「長期優良住宅」とは、長期間にわたり快適で安全な住まいを実現するために、国が定めた性能基準を満たした住宅のことです。 主な基準は以下の通りです。
1.倒壊のリスクを減らすため、震度6強から7程度の地震に耐えられる「耐震等級2以上」
2.柱や梁などの主要構造部分が3世代までは大規模な改修が不要な「劣化対策等級3」
3.高い断熱性能と省エネルギー性を持つ「断熱等性能等級5」かつ「一次エネルギー消費量等級6」
4.配管などのメンテナンスがしやすい設計
5.ライフスタイルの変化に応じて変更しやすい間取り
6.将来のバリアフリー改修に対応できる設計
7.地域の良好な景観形成に配慮された居住環境
8.戸建ては75平米以上、共同住宅は40平米以上(いずれも少なくとも1つの階は40平米以上の住戸面積)
9.定期点検、補修の計画がつくられていること
10.自然災害による被害の発生の防止又は軽減に配慮されていること

・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準の住宅
「ZEH」とは、「Net Zero Energy House」の略で、省エネルギーを実現したうえで再生エネルギーを導入することなどにより、年間の一次エネルギーの消費量の収支を実質ゼロにすることを目指した住宅です。ZEHとして認められるためには、以下のような基準があります。
1. 高断熱性能であること:断熱等性能等級5以上(6地域ではUA値0.6以下)
2. 再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量を削減
3. 再生可能エネルギーを導入すること(容量不問)
4. 再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量を100%以上削減し、エネルギー収支を実質ゼロにすること

 

新築・省エネリフォームの両方が対象


この補助金は、新築住宅の建築・購入だけでなく、一定の条件を満たした省エネリフォームも補助対象となります。リフォームの対象となるのは、例えば以下のような工事です。
・高性能な断熱材・窓の導入
・高効率給湯器や省エネ設備の設置
・断熱改修を伴うリフォーム
・耐震補強工事を組み合わせた住宅改修
すでに住宅を所有している場合でも、省エネリフォームを行うことで補助金を活用することが可能です。

 

住宅の規模や設備の条件


補助対象となる住宅には、規模や設備にも一定の条件があります。省エネ性能の高い窓や断熱材を使用していることや、エネルギー消費を抑える設備(高効率給湯器など)を導入していることが求められる場合があります。

 

申請期限を守ることが重要


補助金制度には申請期限が設けられており、期間内に手続きを完了することが必須。期限を過ぎてしまうとせっかく条件を満たしていても補助金を受けられないため、スケジュールをしっかり確認しておくことが大切です。



 

補助金を活用した家づくりのメリットとは?


「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金を活用することで、新築や省エネリフォームをお得に行うことができます。では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、補助金を活用した家づくりのメリットを詳しく解説します。

 

建築コストを抑えながら高性能な住宅が手に入る


家づくりには多くの費用がかかりますが、補助金を活用することで、負担を軽減しながら省エネ性能の高い住宅を手に入れることができます。特に、GX志向型住宅やZEH住宅など、エネルギー効率の高い住宅は補助額も大きく設定されているため、よりお得に建築が可能です。
また、補助金を活用すれば標準仕様では手が届きにくかった高性能断熱材や最新の省エネ設備を導入しやすくなり、快適な住まいを実現できます。

 

長期的に光熱費の節約ができる


高断熱・高気密住宅や省エネ設備を導入することで冷暖房のエネルギー消費を抑え、光熱費の大幅な節約が可能になります。たとえばZEH住宅では、太陽光発電と組み合わせることで実質的に電気代をほぼゼロにすることも可能です。
・冬は温かく、夏は涼しい住まいを実現
・エアコンや給湯器の使用を最小限に抑え、電気代の削減
・太陽光発電・蓄電池を活用し、災害時の電力確保も可能
省エネ性能の高い住宅は長期的に見ても経済的なメリットが大きいため、将来の光熱費を考慮して補助金を活用するのがおすすめです。

 

環境にやさしい住まいでSDGsに貢献


政府が推進する「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、省エネ住宅の普及が求められています。補助金を活用してGX志向型住宅やZEH住宅を建てることで、環境に配慮した住まいを実現し、地球温暖化防止やエネルギーの効率的な利用に貢献できます。
・二酸化炭素(CO2)排出量を削減
・再生可能エネルギー(太陽光発電など)を活用
・省エネ設備でエネルギー消費を抑える
今後環境負荷の少ない住宅が一般的になるなかで、補助金を活用していち早く環境に配慮した住まいを実現することは、資産価値の向上にもつながります。

 

資産価値が高い家づくりができる


省エネ性能の高い住宅は一般的な住宅と比較して市場価値が高く、将来的に売却する際にも資産価値が下がりにくいというメリットがあります。特に、GX志向型住宅や長期優良住宅を満たした住宅はリセールバリュー(売却時の価値)が高いため、長期的に見ても賢い選択といえます。

「子育てグリーン住宅支援事業」は、全世帯を対象にしていますが特に、子育て世帯や若者夫婦世帯に対して省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームを支援する補助金制度です。GX志向型住宅やZEH住宅などの基準を満たすことで、補助額を最大限に活用しながら、快適で省エネ性の高い住まいを手に入れることができます。
補助金を活用することで、建築コストの削減、光熱費の節約、環境負荷の軽減、資産価値の向上といった多くのメリットが得られます。しかし、補助金を申請するには条件を満たす必要があり、適用されるスケジュールや申請手続きにも注意が必要。予算が上限に達すると早期終了する可能性もあるため、早めの準備が重要です。
アヤホームでは補助金の申請手続きをサポートしながら、高断熱・高気密仕様の住宅や省エネ設備を備えた住まいをご提案しています。
お客さまのライフスタイルや将来の暮らしを考え、快適で長く住み続けられる家づくりをお手伝いします。補助金を活用して理想の住まいを実現したい方は、ぜひアヤホームにご相談ください。

中道  健太

営業スタッフ(草津店店長)

中道 健太

KENTA NAKAMICHI

まずは、アヤハの家を実際に見て、知っていただければと思います。当社には決まった間取りプランはありません。すべてフリープラン(自由設計)で一棟ごとに要望をしっかりお聞きし、お客様それぞれの条件にマッチしたお家づくりを一生懸命させていただきます。私たち一緒に夢の詰まったマイホームを建てましょう!