コラム
中道 健太
オシャレな外観デザインにする方法とは?注文住宅で失敗しない外観の決め方
家づくり
こんにちは!アヤホームの中道です。
注文住宅で夢のマイホームを建てるなら、外観にもこだわりたい。だけど、どうすればオシャレな外観になるのか、そもそも外観はどうやって決めればいいのかわからない…と思われている方も多いのではないでしょうか。
外観のデザインを決める要素は、建物の形はもちろん、屋根の形、外壁の色、ドアの色などさまざま。
また、窓の形や配置が変わるだけでも、外観の雰囲気は大きく変わります。
今回は、注文住宅を検討中の方のために、外観の決め方やオシャレに仕上げるコツ、失敗しないための注意点などをご紹介します。
1.外観デザインの決め方
テイストもカラーも無限にある外観。そんな外観を迷わず決めていくにはどうすればいいのでしょうか。その基本的なポイントをご紹介します。
好みのイメージを絞り込む
外観のデザインに関して、ご家族それぞれで好みが異なるのはもちろん、家族間でも好みが分かれることも。家づくりをスムーズに進めていくためにも、まずは、たくさんの外観を見て、それぞれが頭に描いているイメージを家族間で共有するところから始めましょう。住宅会社に理想の外観デザインをしっかりと伝えられるように、できる限り具体的にイメージを固めることが大切です。
メインカラーを決める
外観に色を使いすぎると、家全体のバランスが取りにくくなります。そのため、メインで使う色は、1〜2色にとどめるのがおすすめです。メインカラーは主に、ベージュ系、ブラック系、ブラウン系、グレー系。まずはベースの色を決め、同系色をアクセントカラーとして一部に取り入れるとまとめやすくなります。色のコントラストを弱くすれば上品な印象に、コントラストを強くするとシャープでモダンな印象を演出できます。1色だけを使い、濃淡や彩度の違いでコントラストをきかせるのもおすすめです。柄や質感を変えることで変化をつけるのもいいですね。
壁の素材を選ぶ
外壁の素材によって、外観の印象も違ってきます。代表的な素材は、サイディング、タイル、塗り壁など。
たとえば、セメントが主原料の窯業系サイディングは、色やデザインが豊富。レンガ調や木目調などのデザインも選べて、好みの外観に仕上げやすいのが特徴です。ガルバリウム鋼版などの金属系サイディングを採用すれば、クールでスタイリッシュな印象に。特に、縦貼りにするとより都会的で、インダストリアルな外観に仕上がります。
タイル壁は、その高級感が特徴。タイル調のサイディングもありますが、本物のタイルを使用することで、より重厚感や高級感のある外観を演出できます。
塗り壁は、土やセメントなどのさまざまな材料を用いて、左官職人さんが手作業で塗り上げていきます。世界に一つだけの、独特の雰囲気が出せるのが塗り壁の魅力です。
屋根の形を決める
屋根の形が変わるだけでも、外観の印象は大きく変わります。
代表的な屋根の形状は、本を伏せたような形の「切妻屋根」や、一方向だけに傾斜がついた「片流れ屋根」、屋根面を4方向から大棟に向かって寄せた「寄棟屋根」、ビルのように平らな形状の「陸屋根」、切妻屋根に段差をつけた「差し掛け屋根」など。
どの形状を選ぶかによって印象が大きく異なるため、重厚感のある落ち着いた雰囲気にしたいなら寄棟屋根、シンプルでイマドキな外観にしたいなら片流れ屋根など、理想のテイストにあわせて検討するとよいでしょう。
玄関ドアを選ぶ
玄関は、家の顔とも言える重要な要素です。外壁とのバランスを見ながら、どんなデザインや色にするかを検討しましょう。外壁に馴染む色を選べば上品で落ち着いた印象に、赤や緑などの鮮やかな色を選べば、個性的でオシャレな印象の外観に仕上がります。
窓を効果的に配置する
窓の大きさや配置も、外観デザインに大きな影響を与えます。
窓については、家の間取りとも関係してくるため、外観デザインだけを考えて決めることはできませんが、できるだけオシャレな外観にするために押さえておきたいポイントは「窓のラインを揃える」ということ。窓のラインがバラバラだと、野暮ったい外観になってしまいます。
また、引き違い窓を多用しないこともポイント。昔から多く使われていて、コストパフォーマンスの高い窓ですが、見た目的には最小限の配置にとどめておくのがおすすめです。外観のオシャレさを追求したいなら、引き違い窓だけでなく、縦長の窓やFIX窓などを効果的に配置するとよいでしょう。
照明や植栽で演出する
照明を上手に活用することで、夜には雰囲気のあるオシャレな外観を演出できます。
シンボルツリーなどの植栽も、家をぐんとオシャレに見せてくれるアイテム。植栽に照明を当ててライトアップするのもおすすめです。枝葉の陰影が壁面に反射して、幻想的な雰囲気を楽しめます。
2.外観デザインで失敗しないための注意点
一度完成してしまうと、外観はそう簡単に変更できません。できるだけ後悔がないように、外観を決める際に注意すべきポイントをご紹介します。
大きなカラーサンプルで確認する
施工する面積が大きく、外観のイメージを大きく左右する外壁や屋根。そんな外壁や屋根の色に関しては、家が完成した後に「こんな色だと思わなかった」と後悔する人が後を絶ちません。なぜなら、小さなサンプルで見るのと、実際に施工されたものを見るのとでは見え方や印象が異なるからです。
外壁や屋根を決めるときには、できるだけ大きなサンプルを確認すること。また、照明の下と太陽の下では、色の見え方も違ってきます。そのため、サンプルは必ず屋外でも確認するようにしましょう。
個性的な色やトレンドには要注意
洋服や雑貨と異なり、「この色が好きだから」という理由だけで、家の外観に個性的な色を選ぶことは大きな後悔につながりかねません。家は、建ててから10年、20年と暮らしていくものです。暮らし始めてから後悔しないためには、「いつまでも飽きがこない」外観にしておくことが大切なポイントといえるでしょう。
トレンドに関しても同様です。外観にトレンドを取り入れることは、オシャレな家に仕上げるために効果的ですが、今は流行しているデザインも、10年後には「ダサい」デザインになっているかもしれません。将来を見越した外観デザインを考えましょう。
色褪せや汚れやすさも考慮
毎日、雨風や直射日光を受け続ける外観。汚れはもちろん、時間の経過とともに色褪せも起こります。
たとえば、白色は外壁に多く採用されている色ですが、汚れが目立ちやすいのがデメリット。一方で、濃い色は色褪せが目立ちやすいのがデメリットです。素材によっても、汚れ方や色褪せ方は異なります。美しい外観を保ちやすい色や素材を選びつつ、定期的なメンテナンスに関しても計画を立てておくのがおすすめです。
メンテナンス費用も考慮
外壁や屋根のメンテナンスには一般的に足場の設置が必要となり、想像以上に大がかりな工事となります。当然のことながら、相応の費用もかかります。
耐久性の高い素材や汚れがつきにくい素材も開発されているため、新築時のコストとメンテナンスコストのバランスを考慮しながら素材を選んでいくとよいでしょう。
3.自分たちが理想とする外観を知るために
後悔のない、理想的な外観に仕上げるためには、まずはたくさんの外観を見ることが大切です。
自分たちの好みにピッタリの外観は? 長く暮らしても飽きない外観は?
そんな視点で、いろいろな家の外観を見てみてください。
アヤホームでは各地に多彩な外観のモデルハウスをご用意しています。ぜひお気軽に足をお運びください。